「ワーホリに行く時、NISA口座はどうしたらいいの?」
「せっかく積み立ててきたのに、解約しなきゃいけない?」
「海外にいる間は放置しても大丈夫?」
ワーホリの準備を進めているけど、NISA口座をどうしたらいいか迷っている方いませんか?
私は、NISA口座を5年間保有・運用していましたが、ワーホリに行くため一旦全て引き出すことにしました。しかし、この選択は海外の渡航期間によって異なります。
この記事では、ワーホリに行く方がNISA口座をどのように取り扱うべきか、実際の体験談を踏まえて解説します。
NISA口座の手続きを理解し、安心してワーホリに行けるように一緒に準備を進めていきましょう!
ワーホリ中のNISA口座は「滞在期間」で決まる
まず結論からお伝えします。NISA口座をそのまま保有できるか、解約する必要があるかは、海外での滞在期間によって判断されます。
滞在期間 | NISA口座の保有 |
---|---|
1年未満 | できる |
1年以上 | できない |
滞在期間が1年未満の人
滞在期間が1年未満の人は、そのままNISA口座を保有できます。
1年未満の滞在の場合、海外転出届の提出が不要のため、日本の居住者としてみなされNISA口座保有の条件を満たしているからです。
一方で、1年未満の滞在の場合でも事情により海外転出届を提出した場合は、保有ができなくなります。
滞在期間が1年以上の人
滞在期間が1年以上の人は、NISA口座の保有はできません。
海外に1年以上滞在する場合、海外転出届の提出が必要になります。
そのため、日本の居住者から外れてしまうため、NISA口座の利用条件からも対象外になります。
海外転勤の場合など、継続できるケースもありますが、ワーホリの場合はNISA口座の保有も運用もできなくなります。
SBI証券の記載内容
SBI証券のページでは、海外出国時(非居住者)のNISA口座の継続について下記のように記載されています。
出国理由が海外転勤によるもの、または海外転勤される方に帯同する配偶者である場合に限ります。なお、制度上、自己都合による留学により出国する場合や自主的なボランティア活動を目的として出国する場合等には、適用することができません
参考にしたページのリンクを載せておきますのでこちらで確認してみてください。
楽天証券の記載内容
楽天証券のページでは、海外出国時(非居住者)のNISA口座の継続について下記のように記載されています。
非課税口座(NISA)は、出国理由が海外転勤によるもの、または、海外転勤される方に帯同する配偶者である場合に限ります。
少し見つけづらかったですが、こちらのページの
出国口座の取り扱いについて>出国期間中に総合口座でできること
に記載がありました。
私がNISA口座を解約した理由
私のワーホリ滞在期間は1年以上を予定していたため、NISA口座の解約手続きを行いました。
私が決断した理由は、以下の3つです。
①税金を払いたくないから、海外転出届は必須条件だった
海外に1年以上滞在する場合、住民票を抜いて海外転出届を提出する必要があります。
これにより、国民健康保険の支払い義務がなくなります。
私の場合、1年未満で帰国する可能性もありましたが、毎月国民健康保険を払うとなると、金銭的負担になるので海外転出届を提出して出発しました。
海外転出届を提出すると、日本の「非居住者」となるため、NISA口座を保有する要件から外れます。
②万が一の時、海外から手続きをするのが面倒
1年のワーホリ期間は確定ではなかったので(仕事が見つからなかったり、何があるかわからない)、保有したまま出発することもできました。
しかし、NISA口座の保有を継続したまま海外で「非居住者」と認定された場合、口座が凍結されたり、日本にいる家族が代わりに手続きをする必要が出てきたりする可能性があります。
海外からでは手続きが複雑で、トラブルになるリスクも考えられます。
ただでさえ日本での証券口座開設や住所変更の手続きも大変だったので、複雑な手続きは避けるために解約しました。
③ワーホリの資金にしたかった
私の場合ワーホリの準備金は、余裕があるわけではなかったので万が一の生活費としてすぐ使えるよう銀行口座に移しておきました。
NISA口座から総合口座に移すこともできましたが、課税されてしまうため引き出すことにしました。
また日本に戻ってきたら、NISA口座で再度運用を始めようと思います。
これらの理由から、私は保有していた商品をすべて売却し、NISA口座を解約しました。
まとめ
NISA口座はの継続は、海外の滞在期間で決まってきます。1年以上滞在する方はNISA口座で保有することができなくなるので手続きが必須になります。
ワーホリ中に手続きの心配をしなくていいよう、自分の滞在期間に合わせて、早めに手続きを進めることをおすすめします。
私の準備方法が参考になれば幸いです!
一緒に充実したワーホリになるよう準備を進めましょう〜
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