【実体験】過敏性腸症候群、薬も食事改善も効果がなかった私が症状緩和のために一番効果的だったこと

暗闇から抜け出す人 1歩踏み出す

過敏性腸症候群で悩んでいる皆さん、薬や漢方を飲んでも治らない、食事も見直しているのに効果がない…どうしたらいいかわからない状況で一人で悩んでいませんか。食事、外出、仕事すべてがしんどくなって、QOLが下がりますよね。わたしは「少しずつ環境を変えること」で大幅に症状が軽くなったと実感しています。過敏性腸症候群になりながらも、段々と環境をかえることで人生が好転している私が、実践して一番効果があった解決方法をお伝えします。あなたの症状が、少しでも緩和して前向きな思考が持てますように。

改善のためにしたこと(効果△)

改善のために行ったことを紹介していきます。

まずは、自分の症状が「過敏性腸症候群」である、と気づくことに時間がかかったからです。私が自分の便秘不調の原因が過敏性腸症候群だと認知し、気持ちに変化があった件は以下の投稿でお話ししています。良ければ目を通してみて下さい。

漢方・薬の服用、食事改善

上記の投稿でもお話ししているように、わたしは漢方・薬・食事改善を行いましたがどれも目立った効果はありませんでした。

私は便秘が激しい症状だったため、薬では排便を促すものを処方してもらいました。しかし、コントロールするのが難しく、トイレにすぐ行ける環境じゃないと怖くなり外出も億劫になっていました。

食事においては、ネットでもよく調べましたが、便秘には一般的に発酵食品は良しとされています。しかし、過敏性腸症候群の場合一概に良いわけではなく、自分の身体に合うものを探りながら取り入れていくことが必要でした。好きなものを好きなだけ食べていたころが懐かしく、食べることがいつも楽しみだった私ですが、日に日に食べた後のおなかの心配ばかりするようになりました。

薬や食事改善では、一時的に楽になる事もありましたが、根本的に解決につながるものではありませんでした。

徹底的に身体を冷やさない

冬は身体を徹底的に冷やさない努力をしていました。しかし、どれを試しても身体が芯から温まったと感じたことは一度もありませんでした。

寒かったり、身体を冷やすと体調が悪化する自覚がありました。特に、足先を冷やすと翌日お腹がきゅるるるぅと、腸が締め付けられるような状態が続いていました。

身体を冷やさないためには、仕事中や外出先では、お腹、背中にカイロを貼る、足首、手首は絶対に冷やさないよう手袋、レッグウォーマーを装着。ヒートテックの上に、極暖のヒートテックを重ね着…等々。自宅では、暖房、ヒーター常にスイッチオン。毎日湯船につかる。寝るときには、湯たんぽをお腹の上に乗せる。

友人には、着こみすぎじゃないか、寒がりすぎじゃないかと心配されるほどでした。私=寒がり、というのが根付いいました。いろいろ試しましたが、冬の間は身体が芯から温まったと感じることは一度もありませんでした。

身体の不調一番の原因

わたしの体調の変化の一番の原因は「寒さ」でした。私はその寒さを防ぐのではなく、取り除くことを決めました。

これまで改善に向けていろいろ試していましたが、目立った効果がなくこの時無気力になりかけていました。ここで冷静になって考えると、寒さが原因と分かってはいましただ、その寒さを取り除くのではなく、防ぐ方法を考えていました。

しかし、寒さを防ぐだけでは根本の原因は解決できず、自分の身体をだまし続けているような感覚でした。そのため、無気力になったり、食欲がない日が続いたり、仕事から帰って床から立てなくなり、寝転んだままメールでマネージャーに休みの連絡を入れたりしており心身共に不安定な状況でした。

このままでは、まずいと思い、ここで私は「寒さ」から逃げることを決断しました。

段階的に変えた周囲の環境

私はこの環境を少しずつ変えていきました。

今の職場で働く時間を変えた

先述した通り、私の不調の原因の大きくは寒さにあると感じていました。現状況で少しでも寒さを回避するために、職は変えずに働く時間を変更しました

私はシフト制で働いており、出勤時間も不規則なものでした。その時の出社時間は、5時~7時の間のことが多く、一番寒い時間帯に布団から出て通勤していました。この時は、出勤時間の45分前に起床し、20分で準備して出発していました。そのため、朝ご飯を食べる時間や身体が目覚める時間や余裕はありませんでした。毎日目覚めはスッキリせず、出勤しても頭が働き始めるのは10時ごろでした…

そのため、シフトを変更し11時~13時に出社時間を変更してもらいました。
その結果、朝起きてから少しずつストレッチで身体を動かす時間ができ、ごはんを食べ、トイレにもゆっくり時間を使うことができるようになりました。朝に自分の時間がないのがストレスの一つになっていたと気付くことができました。

ただ、前よりはマシといった感覚で、完全に良い方法とは言い切れませんでした。けど、少しでも身体が楽な方法を選択でき、この先どうするか考える余裕ができるようなりました。

すぐに大きく環境を変えることは難しかったですが、置かれている環境でどうやったら少しでも環境が良くなるか考えていきました。その中で、少しでも、現状の環境を変えることで身体の変化にも結び付くと実感しました。

転職・転居で大きく環境を変える

根本的に解決するには、健康のために住環境を、仕事の充実、プライベート時間の確保のために職を変えることが必須だと行きつきました。そして、転職・転居することを決めました。

寒い冬が苦手だったため、5年目の冬が来る前に引っ越しをすることを決めました。それに伴い、11月末に仕事を退職することを決断しました。この決断をしたのは4月でした。今の仕事で頑張りたいこともあったので、自分が気候環境的にギリギリ過ごせる冬前をタイムリミットとして決めました。

理想に掲げる仕事の充実、プライベート時間の確保のために、転職活動を始めました。転職活動は、自分と向き合い、またそれにあった職や会社を探すのにものすごく苦労と労力と、気力を使いました。これまでの社会人人生で一番忙しい時期になりました。(転職活動に関しては、詳しく後日投稿しようと思います)

その結果ついに、11月末に退職、なんとか次の就職先も決まる事となりました。2月に転職、引っ越しで周囲の環境をガラッと変えました。その結果、身体の調子はみるみるよくなっていきました。あんなに寒かった冬から、簡単に抜け出すことができました。なんでもっと早く行動しなかったのだろうか、そう思いました。

転職したことで、自分の時間に余裕が持てるようになりました。深呼吸して起きられるようになりました。朝散歩できるようになりました。自律神経が乱れ、呼吸を忘れることがなくなりました。その結果、毎日の排便習慣を取り戻すことができるようになりました。これほど嬉しいことはないなぁ~と思い、それとと同時に、ものすごくつらく苦しい症状に悩んでいたんだと実感しました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。私が、過敏性腸症候群の症状緩和のために取り組んだことをお伝えしました。結果、転職・転居で思い切って環境を変えたことで身体も気持ちも楽になりました。

まずは少しずつ、職場環境を変えることで身体がの調子が良くなっていることを実感できました。その時に改善する方法はあるんだ、と気づけたことで大きく環境を変える決断ができましたし、やりきることができたと思っています。

まだ過敏性腸症候群の症状が完全になくなったわけではありません。しかし、環境を変えたことで人生が好転していることは実感しています。つらい症状の時に、環境を変える決断をするのは億劫に感じるかもしれません。少しずつでも自分の身体の楽な方に変化していく後押しになればと思います。

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